池の曝気計算機 — エアポンプ・ディフューザー選定 | 池計算機

無料の池曝気計算機。池の容量、魚の密度、水温、水深に基づいてエアポンプ(CFM/LPM)とディフューザーを選定します。

この計算機の機能

池の容量、深さ、飼育密度、水温を入力してください。基準送気量は魚の負荷に応じて1.0〜2.0 CFM/1,000ガロンです。高水温 (>80°F / 27°C) では温度補正により最大30%が加算されます — 高温水は溶存酸素量が著しく低下するためです。

使い方

  1. ポンプ圧力は水深による逆圧を上回る必要があります。深さ1フィートあたり0.433 PSI が加わり、計算機はチューブと継手の0.5 PSI を加算します。これを超える定格のポンプを選ばないと、水深でのパフォーマンスが低下します。
  2. ディフューザー数は標準的な6" (15 cm) ディスクディフューザー (各約0.5 CFM) を前提としています。池底に均等に配置することで酸素分布が最適になります。500ガロン未満の池には線状ディフューザーも検討してください。

計算例

浅い庭園池 — 500ガロン、水深45cm、既設滝あり

最小曝気量 = 500 ÷ 1,000 × 0.5 cfm = 0.25 cfm;滝が約0.3 cfm相当を供給 — 十分

200 GPH以上の滝があれば、水深45cmの500ガロン池は追加エアポンプ不要で適切な酸素供給が可能です。

錦鯉池 — 2,000ガロン、水深1.2m、滝なし

推奨量 = 2,000 ÷ 1,000 × 1.0 cfm = 2 cfm;水深1.2mで背圧 ≈ 0.52 psi

2〜3 cfmダイアフラムポンプ+15cm円盤型ディフューザー2台を底面に設置して全水層を酸素化します。

大型展示池 — 5,000ガロン、水深1.8m、夏期水温28°C

最小 = 5 × 0.5 cfm = 2.5 cfm;高密度推奨 = 5 × 1.0 cfm = 5 cfm;背圧 ≈ 0.78 psi

5 cfmロータリーベーンポンプ+22cm円盤型ディフューザー4台を均等配置して酸素移転効率を最大化します。

クイックリファレンス

最小曝気量1,000ガロンあたり0.5 cfm(少数匹飼育)
錦鯉池目標1,000ガロンあたり1.0 cfm
DO目標7〜9 mg/L;5 mg/L以下で錦鯉に危機
背圧計算水深1フィートあたり0.43 psi
ディフューザー設置位置底面から5cm上;鯉に直接噴射しない
冬季機能底面曝気が熱対流で水面に穴を保つ

よくある失敗

深い池に表面撹拌器のみ使用する

表層は酸素充足だが底層が酸素不足になり、錦鯉が水面に浮上して疾病リスクが増加する

水深90cm超の池には必ず底面ディフューザーを追加して全水層を酸素化する

水深を考慮せずエアポンプの容量を選定する

0背圧基準の定格流量は水深での背圧増加により実際の供給量が大幅に低下する

実際の運転背圧(水深ft × 0.43 psi)での流量でポンプを選定する

冬にエアレーターを停止させる

水面が凍結するとアンモニア・CO₂・メタンが氷下に蓄積し錦鯉が窒息する

底面エアレーターを冬季も運転し続ければ上昇気泡が対流を作り水面の穴を維持できる

大型池の中央にディフューザーを1台だけ置く

ディフューザー直上の円錐領域だけが酸素化され、四隅のデッドゾーンが残る

500〜1,000ガロンあたり1台のディフューザーを底面に均等配置する

日本の錦鯉池における注意事項

日本の夏(7〜8月)は水温が28〜30°Cに達し、酸素飽和濃度が7〜7.5 mg/Lまで低下します。梅雨時期(6〜7月)の集中豪雨では、池への流入水の温度・DO差により熱成層が乱れる場合があるため、曝気を強化することが推奨されます。全日本愛鱗会(AJGFA)は高密度飼育池に1,000ガロンあたり1.5 cfm以上を推奨しています。東日本(50Hz)と西日本(60Hz)でエアポンプの性能に最大5%の差が出ることがあるため、機器の仕様を確認してください。

よくある質問 (FAQ)

池にはどれくらいの曝気が必要ですか?

基本の目安は低密度飼育で1,000ガロンあたり1.0 CFM、中密度で1.5 CFM、錦鯉の過密飼育では2.0 CFMです。水温27°C超では溶存酸素量が減るため、最大30%の追加エアフローが必要になります。

池のディフューザーはどの深さに設置すべきですか?

循環効率と酸素溶解効率を最大化するためにディフューザーは池の底に置いてください。30cm(1フィート)深くなるごとに背圧が0.433 PSI増加するので、ポンプの定格圧力が計算した背圧を上回るものを選んでください。

滝や噴水があれば別途曝気は不要ですか?

滝や噴水は水面を撹拌してガス交換を助けますが、深い池の底部曝気の代わりにはなりません。底部ディフューザーは水柱の成層を崩し、夏に魚が休む底層まで酸素を届けます。

池に必要なディフューザーの数は?

標準的な15cm(6インチ)ディスク型ディフューザー1台は約0.5 CFMを処理できます。必要なCFMを0.5で割るとディフューザーの台数が求まります。池底全体に均等に配置して酸素を均一に分布させてください。